今回は今もっとも勢いのあるSNS「tiktok」のEC機能の新装について解説していきます。
とくに今回の記事は下記のような方向けの記事です。
- 現在ECに力を入れている
- 会社でtiktokを始めようか迷っている
- 売り上げをもっと伸ばしたい
- 広告費を減らしたい
なお、この記事で触れる内容は以下の通り。
- tiktokにショップ機能が搭載される?
- どんな動きがはじまるのか
- 日本での提供はいつになるのか
- 今後の展開予想
- まとめ
それでは見ていきましょう。
そもそもTikTokとは?
今、最も勢いのあるサービスだと言われているのがこの「TikTok」。
現在、若年層を中心に急拡大をしている、15秒から1分程度の動画を音楽付きで投稿できるSNSアプリです。
そんなTikTokについての基本的な情報を下記の2点にまとめました。
- 未上場企業の時価総額ランキングは世界一
- 広告機能なども導入済み
では、早速みていきましょう。
未上場企業の時価総額ランキングは世界一
2017年9月、リリースされたTikTokですが、SNS全体の普及に伴い急拡大しました。
現在、その時価総額は約44兆3000億円とも言われており、現在も強力なコンテンツの拡散力から世界中のユーザーや企業から、注目を集めています。
さらに、ダウンロード数も世界一になっており、下記の通り有名企業のサービスにも差をつけて一位を獲得。
- TikTok:8億5000万DL
- WhatsApp:6億
- Facebook:5億4000万
世界的に有名なFacebookやWhatsAppを追い抜く、異例の快進撃となっています。
広告なども導入済み
TikTokは現在、広告の出稿が可能な媒体です。
動画広告などを狙ったターゲット層に対して打ち出すことができるため、ユーザーに対しての高い広告効果を発揮することができるとのこと。
上記のようにshopifyと連携しており、shopifyの管理画面をとうして広告の出稿が可能になっています。
TikTokにショップ機能が搭載される?
まだ時期は決まっていませんが、日本でもTikTokがショップ化されるだろうと憶測が行きかっています。
ショップ機能とは、書いて字の如くTikTok自体がそのままECサイトのようなショップとして使えるようになる機能のこと。
具体的には、プロフィール欄に販売している商品を表示し、直接購入が可能になります。
既に海外ではshopifyやAlibabaとの連携によるショップ機能の追加が行われているとのこと。
以前リリースされた広告機能も確かに便利でした。しかし、TikTokのEC機能実装にはそれ以上のメリットが出てきます。
メリットは下記の通り。
- TikTok→別ECサイトのようなページ移動が不要になる
- 広告費自体を削減できる
またメリットだけじゃなく難点もあります。
- 手数料が引かれる
- フォロワーを抱えたアカウントでないとマネタイズが難しい
どんな動きがはじまるのか
現在、国内でも見られ始めた動きとして、「D2C」や「P2C」があります。
この「D2C」や「P2C」が今後の市場において、大きな影響を持つと言われています。
D2Cとは…Direct to(2) Customerの略称。製造メーカーが直接消費者に売るビジネスモデル。
P2Cとは…Person to(2) Customerの略称。インフルエンサーなどの発信者が直接消費者に売るビジネスモデル。
とは言え、いきなり海外進出と同時にD2Cで頑張ろうと意気込んでも販路拡大に必要なリソースが不足してしまいます。
- 言語対応可能な人材
- SNSノウハウ
- マーケティングスキル
- 海外での認知度
- 購入までの仕組み(物流等)
上記のようなリソースの準備が難しい段階では、既存のサービスを使用すべきです。
BLESS INTERNATIONAL株式会社で現在行っている海外販売サポートでは、越境ECへの物流・多言語対応のカスタマーサポートなど、海外進出に関する全てを代行しています。
※物流や言語対応、カスタマーサポート、出店など全てが無料です。
日本での提供はいつになるのか
おそらく、2021年内にはショップ機能が実装されるでしょう。
と言うのも、理由としてEC機能が既にテスト運用段階に入っていることがあります。
元々、アメリカで本採用となっている機能なので、大きなエラーがあるわけではないのでしょう。
だからこそ、確実に起こる事象だと考えて、変化に対しての対策などを準備していたほうがいいかもしれません。
今後の展開予想
今回はTikTokにEC機能が追加されるとの内容でしたが、9/29にBASEとTikTokの連携の発表が行われました。
国内でTikTokと連携する可能性があるとすれば、別の記事でも紹介した下記の2社が有力だと考えられます。
- shopify
- STORES
実際に、過去のインスタグラムのEC機能の追加の際も同様の動きがありました。
それぞれのECは持ち味こそ違いますが、根本的な方向性として個人が簡単に独立型ECサイト構築できるようにしているサービスです。
今後D2C/P2Cの動きが活発になるであろうSNS業界との親和性で考えても、この2社とTikTokとの連携の可能性は他に比べて高いと考えられます。
中でも特にshopify。
現段階でもTikTok広告の出稿などをshopifyの画面から管理することができる仕様にもなっており、STORES以上にTikTokとの関わりが強いです。
なので、今後の動きとしては、BASEを皮切りに複数のサービスがTikTokと連携できるようになっていくと考えられます。
まとめ
この記事で何度も触れてきたように、D2C/P2Cの波はより大きくなっていきます。
そんな業界の変化の波に備えて、時間をかけてでも準備をしていくことが非常に重要です。
とは言え、既存のEC事業をほったらかしにしていいと言うわけではなく、むしろ確実な足掛かりを掴んでいくためにも自社だけの力だけでなく様々な周りの力を活用して収益を安定させていきましょう。
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