「Amazonに出品しようと思っているけど、そもそもマーケットプレイスって何?」
「普段使ってるAmazonと何が違うの?」
このような疑問を持っている方向けに、下記の内容について説明していきます。
- Amazonマーケットプレイスとはなんなのか
- Amazonマーケットプレイスで売買を行う方法
- 海外Amazonで売買を行う方法
今回の記事では、単なるマーケットプレイスの説明だけではなく、具体的な使い方について出品者目線と購入者目線の両方の解説もおこなっています。
それでは早速見ていきましょう。
Amazonマーケットプレイスとは?
AmazonマーケットプレイスとはAmazonユーザー同士が自由に売買する商品のことです。
とはいえ、この説明だけでは足りませんよね。
そこでよりカンタンな説明をしていきます。
Amazonの出品している商品には大きく分けて2種類あります。
1つはAmazonが出品している商品。
そして、もう1つがマーケットプレイスと呼ばれるAmazonではない個人や企業が出品している商品です。
これら2つを見分けることができるポイントがあります。
それは「この商品はAmazon.co.jpが販売、発送します。」と記述されているかどうか。
つまり、これが書かれていない商品がマーケットプレイスの商品ということです。
そもそもマーケットプレイスの言葉の意味とは
マーケットプレイスは直訳で「市場」という意味です。
イメージとしては商品を持ち寄る場所ですね。
しかし、これがインターネット上となると意味合いが少し変わり、「売買に自由に参加できる電子市場」ということになります。
前述のAmazonマーケットプレイスがまさにこの意味合いですよね。
他社のマーケットプレイスとはどう違うのか
Amazonマーケットプレイスと他のマーケットプレイスでは販売形態がちがいます。
例えば国内EC最大手の楽天とAmazonを比較してみましょう。
楽天の場合、出品する前に必ず出店という形で店舗ページを設ける必要があります。
しかしAmazonの場合は店舗ページを作ることがなく、そのまま出品することが可能です。
「どちらの方が優れている」という話ではないですが、出品先選びの大きな指針になりそうですよね。
詳しくはコチラから 『越境ECを始める場合にかかる費用の実態【徹底分析】で越境ECの費用を比較する』 ことができます。
Amazonマーケットプレイスで売買を行うには
こちらでは、Amazonマーケットプレイスで売買を行う方法について具体的に説明をしていきます。
ということで、これよりお伝えするのは下記2点についてです。
- Amazonマーケットプレイス|出品から発送(Amazon)
- Amazonマーケットプレイス|購入方法
Amazon.jpマーケットプレイス|出品から発送
Amazonマーケットプレイスにおける出品から発送までの流れと、その注意点について説明していきます。
Amazonでビジネスを行う際にはどちらも重要です。
それでは見ていきましょう。
具体的な流れ
Amazonマーケットプレイスでの出品までの流れは下記の通りです。
⓪準備
- 銀行の口座番号や銀行コード
- 請求可能なクレジットカード
- 公的な身分証明書
- 納税情報
- 電話番号
①出品用のアカウント作成
Amazonの出品は有料です。
下記の2つのプランから選びましょう。
1ヶ月に49品以下であれば小口出品プラン、月に50商品以上出品するのであれば大口出品プランがお得です。
②出品情報作成
下記の情報を作成していきましょう。
ここで作った情報が次の商品詳細ページの作成の基礎になります。
- 製品コード
- SKU(商品在庫の単位)
- 商品名
- 商品説明と商品仕様
- 商品画像
- 検索語句と関連するキーワード
③商品詳細ページの作成
出品情報に基づいて商品詳細ページを作成します。
④発送方法の選択
発送方法を下記の2つから選択します
- 自分で在庫を管理する
- AmazonのFBAに任せる
AmazonのFBAでは面倒臭い出品や在庫の管理を全て任せることができます。
もちろんこれらも有料です。
注意点
注意点としては手数料です。
FBAなどもそうですが、Amazonのサービスは全体的に手数料の種類が多く、1つあたりの額が小さくても結果として合計額がそれなりの金額になっていくことがあります。
さらに手数料は商品ごとに変わるので計算が複雑になりやすいです。
事前に、商品が売れた場合の手数料計算をしっかり行うようにしてください。
Amazomマーケットプレイス|購入方法
ここからは購入者目線でのAmazonマーケットプレイスでの購入方法について解説していきます。
とはいえ、基本的には普通のAmazon出品と変わりません。
なので、もう既に知っているなら次の「【越境EC】Amazon.comのマーケットプレイスとは?」に移動してしまってOKです。
具体的な流れ
⓪準備
- 銀行の口座番号や銀行コードの作成
- 請求可能なクレジットカード
- 公的な身分証明書
- 納税情報
- 電話番号
①アカウントを作る
アカウントを作りましょう。
誰が買っているのかを明確にする必要があるためアカウントの作成が必須です。
- 名前
- メールアドレス
- パスワード(設定)
基本的には上記の情報のみでアカウント作成は可能です。
②商品を探す
商品を探しましょう。
Amazon自体は元々本のオンライン取引が主流でしたが、近年ではどんなジャンルのものでも揃っています。
また、Amazonオリジナルの商品も複数あり、なんでも揃う充実したラインナップは見ているだけでも面白いですよね。
③購入する
商品を購入しましょう。
購入するというボタンから進み
- 受け取り先住所
- 支払い方法
上記の情報などを入力し、注文を行ってください。
この情報を確認して、出品者からの発送が行われます。
注意点
マーケットプレイス商品は出品者によって質が異なる可能性があり、マーケットプレイスの商品は個人が( 管理 – 発送 )を行うのでトラブルが多いです。
評価やレビューを確認しながら買うようにしましょう。
【越境EC】Amazon.comのマーケットプレイスとは?
ここでは日本のAmazon(.jp)との違いや出品方法、さらには購入の方法までを詳しく解説していきます。
海外進出が気になるなら目を通しておきましょう。
Amazon.jpのマーケットプレイスとはどう違うのか?
Amazon(.com)は本家アメリカのサイトのことを指しています。
Amazon(.jp)のマーケットプレイスとの違いは基本的には国だけです。
もちろん、国が違うぶん商品の種類の数や流通量も違います。
また、サーバー自体も国で分かれているため、Amazon(.com)に出品したい・購入したいという方はアカウントも作らなければなりません。
Amazon.comマーケットプレイスで販売を行うには
国内からAmazon(.com)に出品するには様々な手続きが必要です。
基本的には国内のAmazon(.jp)と大差ありませんが、越境ECと同じ扱いになるため大きく異なる点もあります。
Amazon(.com)マーケットプレイスの出品から発送の具体的な流れ
①口座開設
まずはアメリカの銀行で口座開設を行いましょう。
この口座登録を行わないことにはAmazon.comでの出品は始まりません。
②セラーアカウント開設
Amazon.comのページからセラーアカウント(販売者アカウント)の解説を行いましょう。
Amazon(.jp)と同様に小口出品プランと大口出品プランの2つのプランから選分ことができます。
金額や内容に関しても日本とは大差ありませんが、為替の影響を受けやすい点は十分に考慮が必要です。
③出品情報作成
こちらも国内とはあまり変わりなく、出品に必要な情報を作成していきます。
もちろん、商品説明などに関しては英語表記が大前提になるので、文章の確認やチェックを入念に行ってください。
作成していくのは下記の情報です。
- 製品コード
- SKU(商品在庫の単位)
- 商品名
- 商品説明と商品仕様
- 商品画像
- 検索語句と関連するキーワード
④アメリカの販売規制やAmazonの出品制限の確認、事前許可の許諾
食品・飲料類 / 自動車・バイク用品 / ヘルス・ビューティー / 時計 /
アパレル・バッグ・シューズ / 産業・研究開発用品 / ジュエリー
注意点
やはり、最大の注意点は輸出時の衝撃などによる破損です。
梱包の質がよくないと商品が壊れた状態で届いてしまいます。
こういった場合、たとえ運送業者のミスであっても定評価やマイナスレビューの原因になりかねません。
どこのサイトでも一緒ですが、しっかりと丁寧な梱包を心がけましょう。
BLESS INTERNATIONAL株式会社で現在行っている海外販売サポートでは、越境ECへの物流・多言語対応のカスタマーサポートなど、海外進出に関する全てをワンストップで請け負っています。
※物流や言語対応、カスタマーサポート、出店など全てが無料です。
Amazom.comマーケットプレイスでの購入方法
ここで説明していくのは、Amazon.comマーケットプレイスでの購入方法についてです。
出品時と同様で、日本のマーケットプレイスかアメリカのマーケットプレイスで購入方法が違います。
なので今回は下記の2点を紹介していきます。
- 具体的な購入の流れ
- 購入時の注意点
具体的な購入の流れ
①アカウントを作る
Amazon.comも国内のAmazonと同じようにアカウントが必要です。
- 名前(My name is:)
- メールアドレス(My e-mail address is:)
- パスワード(Enter a password:)
- もう一度入力(Type it again)
基本的に違うのは言語のみなので、上記の情報があればアカウントを作ることができます。
②商品を探す
商品を探しましょう。
Amazon.comの品揃えは日本のAmazonとはまた違い、なおかつ種類も豊富です。
また、日本のAmazonと同じ商品があったとしてもアメリカの方が価格が安いということも大いにあります。
③購入する
商品を購入しましょう。
カートに入れるというボタンから進み
- カートに入れる(add to cart)
- 支払いに進んでください(proceed checkout)
- 配達先住所を選ぶ(select a shipping address)
上記の情報などを入力し、注文を行ってください。
この情報を確認して、出品者からの発送が行われます。
注意点
Amazon.comの中には日本への発送を行っていない商品も多くあります。
こういった商品の場合は「海外転送サービス」というサービスを見つけて使う必要があるでしょう。
また、為替の影響も考えなければなりません。
うまく利用することができればメリットにもなりますが、何も考えずに買ってしまうと無駄に高額な買い物になってしまいます。
まとめ
今回はAmazonマーケットプレイスの日本とアメリカの違いや特徴について解説していきました。
この記事での内容をまとめていくと下記の通りになります。
- Amazonマーケットプレイスの言葉の意味
- 他社のマーケットプレイスとの違い
- Amazon.jpでの出品方法
- Amazon.jpでの購入方法
- Amazon.comでの出品方法
- Amazon.comでの購入方法
国内ECと越境ECのマーケットプレイスでは多少違いがあるものの、全く違うというわけではありませんでした。
Amazonはやはり世界で最も大きなECサービスであり、マーケットプレイスです。
特にマーケットプレイスのユーザーが多い分、国内のみでの売買に止まらずにAmazon.comなどで購入・出品をすることは視野を大きく広げてくれます。
Amazon.comに限らず、海外進出の場を探したいという方にとって海外マーケットプレイスへの進出は大きな1歩になるでしょう。
※物流や言語対応、カスタマーサポート、出店など全てが無料です。