「shopifyが有名だけど海外進出の際に使うべきかどうかわからない」 このような悩みを抱えている方も多いはず。 そこで、今回は越境ECとしてのshopifyに関する情報をお伝えしていきます。 特にメリットやデメリットなど、他サイトでは語られない部分もしっかり踏み込んで解説するので、参考にしてみてください。
なお、弊社でも海外販売サポートを行なっています。 今回触れていくのは下記の点です。
- shopifyとはなんなのか
- shopifyの越境ECで集客できるのか
- shopifyのメリット
- shopifyのデメリット
それではみていきましょう。
そもそも越境EC「shopify」とは
shopifyとは、2004年に始まったECサイトの運用開発を行うECプラットフォームのこと。
世界各国で展開しており、越境ECとして紹介していきますが、もちろん国内向けECとしても使うことが可能です。
Shopifyを使えば、ECサイト構築の手間が大幅に省ける。
そんな評判から世界中で人気があり、毎年拡大を続けています。 その勢いは業界内でもAmazonを追い落とすのでは?と囁かれているほどです。
shopifyで作った越境ECで集客は難しい?
shopifyは越境ECにはあまり多くない独立型の越境ECです。 なので、もちろんブランディングやデザイン性などの様々な長所があるものの、一方で越境ECとしては集客が難しいとも言われています。 そこで今回はshopifyでの集客が難しい理由について下記の3つを紹介していきます。
- モール型越境ECのような集客力の恩恵が受けにくい
- 外国語対応の準備
- 海外SEOについて
それでは見ていきましょう。
モール型越境ECのような集客力の恩恵が受けにくい
集客自体は可能ですが、他の越境ECモールなどと比較すると集客が難しいと言えるでしょう。 AmazonやNeokyoのようなモール型越境ECは、サイト自体に多くの消費者が流れ込んでくるので、認知の拡大につながりやすいです。
しかし、shopifyのような独立型越境ECの場合、モール型サイトのように「shopify」というブランドで集客できるわけではありません。 最初から多くの消費者が流れ込んでくるわけではないので、ゼロから様々な手段を使い、コツコツとページを育てていかなければなりません。
外国語対応の準備
商品購入後のアフターフォローはどこの国でも商品の評判に関わります。
もちろんSEOでの顧客獲得も大切です。 ただ、同じくらい顧客満足度やリピート率も重要。 だからこそ、しっかりとした外国語対応のアフターフォローを準備するだけで、売り上げに大きな影響が出ます。
shopifyの海外SEOは簡単ではない
成果が出ないわけではありません。
ただ、海外でのSEOは簡単ではないということです。
Shopifyには度々「SEO対策が簡単にできる」とあります。 しかし、SEOはそれだけで一つの仕事になるもの。 そんなSEOが簡単な訳がなく、特に海外SEOは難易度が高いです。
shopifyで越境ECとして海外進出するメリット
ここからはshopifyで海外進出するメリットである下記の3つについて説明していきます。
- shopifyは物流サービスが充実している
- 取引手数料が無料
- サイト構築が自由度の高く簡単
これらはshopifyが選ばれる際の大きな理由でもあります。
物流サービスの充実
Shopifyは物流サービスとして大きな強みを持っています。それは選択肢の多さです。 Shopifyは様々な物流サービスと連携しており、ニーズやコスト面の都合に合わせた物流システムを構築することができます。 例えば下記のようなサービスです。
- mylogi
- SHIPPINO
- LOGILESS
- NEXT ENGINE
これらの他にも多種多様なサービスが充実しています。
取引手数料無料
Shopifyは商品の取引自体に手数料が発生しません。 なのでAmazonのような出品手数料やFBA手数料などは払う必要がないということです。 しかし、決済時の手数料はどうしてもかかってしまいます。 全体で見ると0.5%-4.15%の間で手数料が発生。
[ 引用元:shopify.jp ]
とは言えこの金額は越境ECという括りで見ると一般的な金額であり、取引手数料がかからないことも含めて考えると安いと言えるでしょう。
簡易的で自由度の高いサイト構築が可能
代表的な特徴であるサイト構築機能です。 この際、越境ECかどうかはあまり関係ありませんが、デザイン性の高いページを作ることは万国共通でいい影響があります。 さらにはデザインだけでなく機能面も充実。 shopify内の様々なアプリを使って
- 翻訳
- データ獲得
- インボイスの発行
など、様々な機能を追加することが可能です。
越境ECとしてのshopifyが抱えるデメリット
ここからはshopifyが抱えるデメリットについて紹介していきます。 海外進出でshopifyを越境ECとして使う方には特に確認して欲しい内容です。 ここで触れるのは下記の3つ。
- 使いこなすのが難しい
- 無料期間の短さ
- 集客が難しい
それでは見ていきましょう。
使いこなすのが難しい
shopifyは確かにえECサイトを作る上で非常にわかりやすいサービスです。 しかし、越境ECこそ作った後使いこなすのが難しいとされています。 口コミサイトにも様々な声が挙げられており、下記のようなコメントが他にもいくつか上がっていました。
- 運営のサポートが弱く、メールサポートのみなので進捗が分かりにくい
- 日本語対応があまり進んでいない
- 必要なアプリが分かりにくい(インボイスなど)
[ 引用元:itreview.jp ]
shopifyは海外のサービスなので基本的には英語が中心です。 そのため、日本のように翻訳の難しい言語はメールサポートでは返事のスピードが遅く、返事が返ってこないこともあるようです。
無料期間の短さ
Shopifyは最初の14日間の無料期間を設けていますが、短いと感じる方が多いようです。 たしかに越境ECの導入の可否の判断を行うにはやや短いと言えます。 ましてや、shopifyはモール型越境ECではなく独立型の越境EC。 SEOがどんなに素晴らしくても、効果の反映には14日以上かかってしまいます。
集客が難しい
Shopifyのような独立型の越境ECはネームバリューが強く、売上規模の大きい会社であればメリットが大きいです。
ただ、そうでない場合には少し苦しいでしょう。 理由としてはshopify自体の集客力を使うことができないからです。 Amazonや弊社のNeokyoのようなモール型越境ECの場合、認知度の低さや集客力の弱さをモール自体の集客力でカバーすることが可能。 特に越境ECは戦い方が国内とは変わってきます。
むやみやたらに導入せず、自社の認知度や戦略にあっているのかどうかをしっかり見極めましょう。
多少の専門知識スキルを要する
Shopifyは各所で「SEO対応」と書かれていますが、実際は使いこなすのが難しいです。
特に、海外のSEOは簡単ではありません。 国内のSEOでも苦戦する方が多くいらっしゃいます。 「SEOの知識なしで誰でも簡単」ということではなく、「SEOの知識がある人ならラク」ということ。 つまり、相応のSEOの知識をつける必要があるということです。
まとめ
まずは今回の記事で触れた内容についておさらいしていきましょう。 内容は下記の通りです。
- 越境EC「shopify」はECサイトの運用開発を行うECプラットフォーム
- 外国語対応の準備が必要
- shopifyの海外SEOは簡単ではない
- shopifyで越境ECとして海外進出するメリット
-
- shopifyは物流サービスが充実している
- 取引手数料が無料
- サイト構築が自由度の高く簡単
- 越境ECとしてのshopifyが抱えるデメリット
-
- 使いこなすのが難しい
- 無料期間の短さ
- 集客が難しい
途中でも伝えたようにshopifyはEC構築としては扱いやすさがありますが、越境ECとしては難易度が高い傾向にあります。
やはり、初めての海外進出においてはモール型の越境ECが難易度が低く認知度の向上にもつながるでしょう。
BLESS INTERNATIONAL株式会社で現在行っている海外販売サポートでは、越境ECへの物流・多言語対応のカスタマーサポートなど、海外進出に関する全てを代行しています。
※物流や言語対応、カスタマーサポート、出店など全てが無料です。