日本国内に住んでいるとあまり実感が湧きませんが、海外で「メイドインジャパンはすばらしいと言われている。」といった噂はよく耳にしますよね。
しかし、それは本当なのか。さらに実際には、どんな商品が売れやすいのでしょうか。
本記事では上記のような疑問を解消していきます。
また、本記事で扱う内容は下記の通りです。
それでは見ていきましょう。
日本製品の海外販売と国内販売の反応の違い
全く同じ製品でも、日本国内と海外では製品に対しての反応が違うことが多いです。
そこで、本項目では日本製品の国内販売と海外販売での反応の違いについて書いていきます。
物によって異なりますが、今回ピックアップした日本製品のジャンルをもとに違いを見ていきましょう。
今回紹介するのは下記の3つです。
- 海外では国内より工芸品が人気
- 海外では国内以上に自動車部品が人気
- 海外では国内並みにホビーグッズが人気
では、早速見ていきましょう。
海外では国内より工芸品が人気
海外販売では、日本の工芸品の人気が非常に高いです。
理由として考えられるのは、日本の文化は独特であり、尚且つ美しく完成度が高いということ。
国内では見慣れてしまうような存在でも、海外販売においては貴重な存在です。
そのため、コレクターとして日本の伝統工芸品を買い集める人も多くぞんざいします。
日本の文化は独特な進化を遂げているため、海外での関心が高く、日本製品の中でも人気の高い商品ジャンルとなっています。
海外では国内以上に自動車部品が人気
海外販売では、国内販売よりも日本製の自動車部品の人気が高いです。
理由としては、車というマーケット自体が世界でも非常に大きいということ。
国内販売での自動車部品は専門に取り扱う業者や、一部の車好きのような人々が購入するモノですが、海外販売においては市場が広く、国内以上に魅力的なジャンルです。
そのため、日本製の自動車部品は海外では人気の高い商品ジャンルとなっています。
海外では国内並みにホビーグッズが人気
海外販売において、日本のホビーグッズは非常に人気が高いです。
考えられる理由としては技術力や日本ならではの文化ということがあります。
そもそも、日本国内で育まれた独自の漫画・アニメ文化が世界中で非常に人気が高いです。
そしてその技術力の高さから品質が高いフィギュアのようなホビー等を作ることが可能なため、世界にファンが多く、日本製品としても文化としても高い評価を得ています。
そのため、日本国内と並び、海外でも人気の高い商品ジャンルとなっています。
海外販売で成功しやすい日本製品の特徴
ここからは海外販売で販売実績が高い傾向にある、成功しやすい日本製品を3つほど紹介していきます。
なお、本項目の情報はあくまで過去のデータなので、該当しない物であってももちろん売れる傾向にあります。
本項目で紹介するのは下記の3つです。
- サブカルチャー・ホビー系
- 日本ならではの伝統工芸品
- 国関係なく珍しい商品
それでは見ていきましょう。
サブカルチャー・ホビー系
前述のとおり、サブカルチャー・ホビー系は海外販売での成功確率が比較的高いです。
理由として考えられるのは日本特有の漫画/アニメカルチャー。
ワンピースやドラゴンボールなどのような有名な漫画/アニメ作品以外にも、日本にはたくさんの人気が高い作品が多く存在します。
実際に、現在も日本国内の人気作品が海外のテレビで吹き替え放送されることが多くあります。また、インターネットにより世界中で視聴を行うことも可能ですよね。
上記のような理由から、海外で人気な作品であれば、やはり成功確率は高いと考えられます。
日本ならではの伝統工芸品
日本の伝統工芸品は海外販売で成功しやすいジャンルの一つです。
日本ならではの文化であり、海外にはない日本独自の焼き物や刃物などによる海外販売で、成功事例が多く存在しています。
なお、具体例として海外販売で売れやすい物に下記のような製品があります。
- 唐津焼
- 伊万里焼
- 有田焼
- 美濃焼
- 波佐見焼
- 瀬戸焼
さらには弊社でも国内外で著名な唐津焼の作家である小嶋直喜さん(HPはこちら)との提携を行っており、海外での販売を行なわせていただいております。
日本にしかない珍しい商品
日本ならではのもので、需要がしっかりと存在するモノであれば海外販売でも成功確率は高いです。
実際、日本製品ならではの品質の高さがありながら、他の国では見かけないモノは多く存在します。日本でもごく当たり前の商品であっても海外の市場を獲得することで売り上げが倍以上大きくなったケースがいくつかあります。
例えば、お弁当箱も上記のケースに当てはまります。もともと海外にも「ランチボックス」という文化はありましたが、日本の弁当は一線を画していました。
健康的で考え抜かれた食べ物のラインナップもそうですが、保温が効く弁当箱や二段に分かれている弁当箱など、日本製品ならではの機能や文化背景が海外での成功要因になっています。
日本製品の海外販売で失敗しないために抑えておきたい3つのエリア
本項目では日本製品を販売していく上で抑えておきたい3つのエリアを紹介していきます。
実際、国によって日本という国の文化自体の認知度や関心の度合いが違い、海外販売の成果に大きく関わってきます。
本項目で紹介するのは下記の3つのエリアです。
- アメリカ
- EU(ヨーロッパ)
- アジア諸国
それでは見ていきましょう。
アメリカ
アメリカは人口の多さや日本との関係性の深さからも抑えておきたいエリアの一つです。
日本人移住者も多く、現地の人々の間で日本文化が伝染することや、実際、弊社運営の「Neokyo」のユーザーにおけるユーザー数も多く、比較的日本製品への関心が高いと言えます。
EU(ヨーロッパ)
EU(ヨーロッパ)もアメリカ同様に日本への関心が強いエリアの一つです。特にフランスなどは芸術文化への造詣が深く、日本の伝統工芸品やアニメ文化にも高い関心があります。
また、アメリカ同様に弊社運営の「Neokyo」におけるユーザー数が多く、主にフランスを中心に現在も広がりを見せています。
アジア諸国
アジア諸国に関しては、同じアジア圏ということもあって日本製品への関心が高い傾向にあります。
最近ではいくつかの国で人口が爆発的に増加しており、合わせて需要が膨らんでいることも事実です。
また、前述同様に「Neokyo」のユーザーが多く存在し、日本製品のたしかな需要が確認されています。
海外で日本製品を販売する際の注意点
本項目では海外販売で日本製品を取り扱う際に必要な注意点について説明していきます。
慣れない際はリスクや問題点を見落として、あわよくば事故と言ったケースも起こりうるため、しっかりと事前に下記の項目を確認していきましょう。
- 通関できる商品かどうか見極める
- 言葉の壁問題を解決する
- 物流網に対応できるか
では、見ていきましょう。
通関できる商品かどうか見極める
対象の国で、確実に通関できる商品か確認しましょう。安全な日本製品であっても海外の国の中には「仕入れてはいけない商品」や「厳しいチェックが必要な商品」などがあります。
また、関税などの点についてもしっかりと確認していないと想定外の費用が発生してしまうなどのトラブルに繋がりかねません。
言葉の壁問題を解決する
英語や各地の言語などを扱い、言葉の壁問題を解決しておきましょう。
日本から見た海外がそうであるように言葉の壁はネットショッピングなどにおいて非常に大きいです。例えば、海外製のパソコンを買った際にカスタマーサポートが英語のみだとどれだけ高性能でも使いづらいですよね。
なので言葉の壁問題の解決は重要です。
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物流網に対応できるか
言語対応に続いて、こちらも非常に重要です。
モノの販売を行う以上、購入者のもとに安全に届けられる準備が必要ですよね。
日本独自の伝統工芸品などに多く見られる陶器・陶磁器のように割れなどの可能性があるモノは特にそうだと思います。梱包方法や配送方法など気を配らなければなりません。
弊社でも自社が関与しているブランド含め、細心の注意を払って梱包・配送しています。
まとめ|まずはリスクを抑えて海外に販売
ここまで、本記事では日本製品の海外販売に関する情報を紹介してきました。主な内容は下記の通り。
日本製品の海外販売を行う前に、まずは抑えておくべきポイントを明確にして、リスクをできる限り小さくした海外進出を行いましょう。
国内での販売活動とはまた違う難しさがある海外販売ですが、弊社BLESS INTERNATIONALではそんな海外進出をサポートしています。
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